甘い部屋

ベッドの上で鍵を眺めていた。

急いで帰ってきたから鍵を持って帰ってきてしまった。


「明日あの人に返そう…」


そう呟いて眠りに着いた。



次の日。
通学路を歩いていた。


「おっはよう!」

「千波!おはよー」


中学のときからの親友。星河千波。


「何かいいことでもあったぁ?」

「へっ?!なっ…ないよー」

「ほんとにー?怪しいなぁ…」

「怪しくなんかないよっ!!」


別にいいことではないなぁ…。


教室に入ると何やら騒がしかった。


「あっ!天美さん来た」

「…えっ?あたし??」


すると、奥から背の高い人が出てきた。


「…あっ」

「天美咲だよな?」


その人は昨日出会ったイケメン君だったのだ…。
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