飛鳥物語


ハア、佐川か。



「何なんだ!!お前が頭下げてまで『来て下さい。』って言うから来てやったら、親子の会話?ふざけんじゃねぇ!大切な時間無駄にしやがって。」


いきなりそう、怒鳴って、佐川を思いっきり殴った。


ドシッ

佐川は吹っ飛んだ。


「しかも、何時も問題起こすなって言ってるだろ!堅気にてぇ出してんじゃねぇよ。お前は、俺の駒だ!佐川の息子は、鈴太郎だけだ。お前は、ただ俺の言うこと聞いてればいいんだよ!恥をかかせるな。」



佐川は、勢いよく起き上がり土下座をした。


「ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。」


捨てられないように、
一生懸命謝っていた。
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