この思い届くまで
私、最低だ…
陽斗にここまで言わせた
生きなきゃ、生きなきゃ
陽斗の分まで
私が生きなきゃ
「陽斗、またね…
あとちょっと待ってて
私ちゃんと生きて
また此所に来るから」
「ちゃんと見てるから
時々でいいから
俺のこと思い出して…」
「「毎日想ってるから」」
次に目が覚めると
今度はちゃんと病院
心配そうなお父さんとお母さん
ああ、私死にかけたんだ
「お父さん、お母さんごめんね
私ちゃんと生きるから
陽斗と約束したの
ご飯も食べるよ
学校も行くよ
きっと笑えるようにもなるよ」
涙が出た…
でも哀しくはなかった
生きる目的が持てたから
陽斗のおかげだよ