わたしの恋人
〜力希side〜
暑い。でもプールに入りたくない。
僕はあまり人と関わるのが苦手だから。
でも、一人の女の子を見ていると、なんだか優しい気持ちになるんだ。
これってなんだろう。病気?
それとも………もしかして恋?
いや、絶対に違うな。
でも、太陽で輝く姿を見た瞬間、僕のなにかが我慢出来なかった。
「先生、泳げない。」
どうしてこんな事言ったんだろう。
僕は泳げる。水泳をやってるんだ。
あの子と話したい。
見てるだけじゃ足りない。
こんな風に思っちゃう。
僕はへんだなって思った。
「あら、じゃあ3人で泳ごっか!あいこちゃん、いいよね?」
あいこちゃん………かぁ。
可愛い名前。僕は名前すら知らなかったんだ。
てゆうか、3人か。
まぁ僕は先生に話しかけちゃったし……
ちょっとがっかりだったな。
あいこちゃんは僕なんかが入っても平気なのかな?
ちょっと不安だった。
でも答えは
「うん!いいよ!」
僕はびっくりした。
でも、嬉しさもあった。
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