悪い女-side廉-
──────…
────…
「…ぁん、…んっ」
甘い声を出しながら首に回す細い腕。最近流行ってるのかこの匂いの香水の女の子多いな、とか指先を動かせながら思う。
「あたし…初めてなのぉ」
黒い髪に左手を這わせながら雪乃ちゃんの言葉に思わず苦笑が漏れた。
「…れんくん?」
潤んだ目元が俺を覗きこんで、止まった行為に物足りなさそうに媚びる。
「ごめんね?」
俺はニコリと笑顔を作る。
「…え?」
「萎えちゃった☆」
体を起こして、乱れたシャツを直す。
雪乃ちゃんは、明様に眉を寄せて唇を噛んだ。
「…なんでぇ」
媚びの緩んだ声、白い肌はまだ上気したままで大きな瞳に不満が見える。
────…
「…ぁん、…んっ」
甘い声を出しながら首に回す細い腕。最近流行ってるのかこの匂いの香水の女の子多いな、とか指先を動かせながら思う。
「あたし…初めてなのぉ」
黒い髪に左手を這わせながら雪乃ちゃんの言葉に思わず苦笑が漏れた。
「…れんくん?」
潤んだ目元が俺を覗きこんで、止まった行為に物足りなさそうに媚びる。
「ごめんね?」
俺はニコリと笑顔を作る。
「…え?」
「萎えちゃった☆」
体を起こして、乱れたシャツを直す。
雪乃ちゃんは、明様に眉を寄せて唇を噛んだ。
「…なんでぇ」
媚びの緩んだ声、白い肌はまだ上気したままで大きな瞳に不満が見える。