悠久の島
一筋の光 それは柱のように真っ直ぐで

天を突き刺し 宇宙(ソラ)に向かって伸びている

その柱に中心点が見える そこだけ円を描いて

球体のように光を 放っている

あたしは遠い空を見ている

目指している場所は そこにあるのだと

そこへ向かい あたしは勢いをつけて

羽ばたいていった

夜空から見えたその光は 月の光だと思う

それくらいに 綺麗なものだった

柱を撫で下ろすように見ていくと

世界の中心点である 大きな塔がそびえ立っていた

場所が遠い成果 目を凝らしてみないと分からないほどだが

形ははっきりと分かった

たどり着くには まだまだ先のようだ
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