悠久の島
冒険と似ているが少し違う

英雄なんてどこにも居ないと言われれば

はい そうですねとそのまま引き下がる

半分諦めてもいいものだと ぼくは思い始めた

散々歩き回って 疲れ果てていたのだから

そう言っても 仕方ないよなと

ぼくは思った そう 思っていた

けど 時間はなく 楽園の倒壊がいつ訪れるのか

それも分からない けど人々は何も知らずに暮らしていた

ここがどこかも分からない 初めて外に出たのだから

少女と暮らしていた頃 歌声に包まれていた

その歌は正直に 自分の気持ちを歌い上げたもので

感情のまま 思うままに 少女の気持ちが溢れていた

ぼくはそれを 毎日聴いていて

その時だけ 少女と気持ちを共有しているようだった

挫けそうなな時に いつも思い出す歌詞がある

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