悠久の島
”光さす大空から 見渡す景色      ”

 あたしはただ ゆっくりと見ていたの

 夕暮れの空が 美しくて涙流したけど

 戻らない時を 想いながらあたしは

 大地に包まれながら 夢を見たの

 儚くて 果てしなくて 挫けそうだったの

 そこに見えるのは なんだろうって

 あたし近くで見たけど 

 なぜだろう あたし 懐かしくて

 空を見上げて 泣いていた

 ゆらゆらとゆれる 波の音

 静かに聴いていた 

 あなたがくれた翼

 羽ばたいたそらが 眩しくて

 涙流したけど 泣いてるだけじゃ

 だめだって あなたが教えてくれた

 叶わないときも 諦めないと

”あたし あなたと誓った        ”

空と大地の歌 そう名づけられたこの歌を

少女はいつも歌っていた
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