翌日。


朝教室で、舞と百合と話していた。

「舞ちゃんって彼氏いないの?」

百合が聞く。

「え…いないよぉ。」

大袈裟に舞が手を振る。

「さくらはぁ?」

『え!』

自分にその話しを振られると、思わなかった私は、目を見開き驚いた顔をするた。

『わ…私はいない…よ』

「そうなんだぁ。」

残念そうに、百合が呟く。

「だって、さくらは男に興味ないもんね−?」

『いや…そうゆう訳じゃないんだけど…』

いまいち、恋とか愛ってわかんないもん。

「え−さくら、モテそうなのに?」

『いやいや…モテないよ!!』

「またまた〜。」

そんな話しをしていると、チャラそうな男達が私達の側に近づいてきた。

その中には、舞がカッコイイって言っていた砂田君もいた。

「ね〜名前何?」

茶髪のいかにも軽そうな男が言う。

「あ、私は舞!!」

舞嬉しそう…

「私は百合だよぉ。」

百合も慣れてるなぁ。

二人ともすぐ答えた。


「で、そっちの子はあ?」

砂田君が私に聞く。

『さくら…』

緊張して声が軽く上擦る。

「へ〜。可愛いね。」

砂田君がそう言って、私の髪に触ろうとした時、舞が睨んできた…

『あ!!私…トイレ。』

私は慌てて席を立ち、その場を去った。



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