指先の魔法



少年と少女が喧嘩をしてはや3日


どちらからも仲直りできず、毎日のように遊んでいた2人はいつしかすれ違うようになっていた



「ムッシュ!全然お外で遊んでないじゃない。モモちゃんのお家に行かないの?」

「…モモなんかきらいだ」

「もう!何があったの?」

「……」

「ムッシュ!」

「……っ」


少年は家から飛び出すと無我夢中で走り出した


下を向いて、歯を食いしばって




公園を横切ろうとしたとき3日前に喧嘩別れした少女を見つけた



少年は見つめる



少女はひとりで遊んでいた




少年はそのまままた走り出す



少女を見ないように下を向いて



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