指先の魔法
ちりりん…
ドアを開けたら変な音のベル
「へんなの…」
「いらっしゃい」
「!」
こじんまりとした家には綺麗な顔立ちの家主
「これはこれは…小さなお客様が来たようですね」
「あんただれだよ」
「ティナと申します。さぁ、その椅子にでもかけて」
少年は言われたとおり椅子に座る。警戒心を持ちながら
「あなたはいい時に来た。たった今、スコーンが出来上がったのですよ。さあ、ベリージャムと一緒に…」
「………」
「お茶は何にしましょう?あなたぐらいの年齢にはフルーツティーがいいかな?」
「……」
「フルーツティーだとやはりオススメはアップルティーですね」
「…」
「砂糖は少なめにしましょう。ジャムの甘さを失敗してしまいまして。ミルクティーにするのもオススメですが」
「…ティ…ティナ」
「はい。」
饒舌な家主は少年に呼ばれてにこりと微笑む
「ティナはまほうつかいなんだろう?」