世界の果てに - 百年の光 -
そんなことを考えていると、エルがじいっとオレを見ていることに気づく。
「……アスティ」
「ん?」
「お前、ちびっこの手紙に何て書いたんだよ」
その質問に、オレは一瞬目を丸くした。
…何て?内容を気にさせるようなこと、リオが言ったのかな。
「…単なる応援だよ。それがどうかした?」
「いや、別に…」
とりあえず、嘘でも本当でもないことを答えてみた。
エルは深く追求する気はないのか、どこか気まずそうに視線を逸らした。
……何か、あったんだ。
「リオが、変だったりしたの?」
遠回しに質問をぶつけてみると、エルの眉がピクリと動く。
「や、………」
言葉を濁したきり、黙り込むエル。
ものすごく、気になる。