SOCCER

summer

体育祭の役員も決まり私たちは夏休みへと入った。

私は少し憂鬱だった。

それは、毎日会えないから・・・・。

会うと心臓が痛いくらいなのに会えないとそれ以上に心臓が痛い

重症だわ・・・。


そんなある日、良哉の情報が耳に入ってきた。

それは、夏休みは家族で父の実家の北海道にいるということだった

落ち込んでいた私を奈落の底に突き落とすような情報

たった1ヶ月会えないと考えるだけで辛い。

しかも毎日毎日部活かなりきつい

真夏の太陽が容赦なく肌を焼く

陸上部の人はみんなかなり焼けてきた

今頃あなたも黒く焼けてるのかな?

早くこんな長い夏休みなんて終わってしまえばいいのに・・・。

♪~♪~♪~

いきなり電話が鳴った

「香夏子?もう時間過ぎてるけどどうした?」
 
あっ!そうだった今日は美佳と里奈ちゃんと遊ぶ予定だった!!

「ごめん、寝てた。今からそっちに行くね♪。」

いつもそう。あなたの事を考えると何もかも忘れてしまうの

そのくらいあなたはあたしを魅了するの。


また考えてるうちに美佳の家についた

美佳の家はすっごく大きい。

「あっ!言うの忘れてたけどサッカー部の何人か来るよ。」

ええぇぇぇえ!!

何故!?パニックを起こした頭で聞いてみた

そしたら

「勉強するところがないんだってだから来るって」

「でも誰が来るか分からないよ」

2人そろってニヤけてる

でもよく考えれば良哉は旅行に行ってるから来ないかぁ

なんだか嬉しいようでガッカリだなぁ

ピンポーン

どうやら来たみたい・・・・。

美佳がいきおいよく玄関に走った

扉の先には・・・・・・。

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