青空の下で
亜美はいつの間にか寝てしまっていた。
ケータイを見るともう7時。
つい寝ちゃった。
「あたし、どんだけ疲れてんの?!」
亜美は自分につっこみ。
これは小さい時からのちょっとしたクセ。
いつも美花に笑われる。
――グゥゥ
てか、お腹すいたァー…
そういえばお昼食べてないんだっけ。
階段からは亜美の大好きなオムライスのにおいが。
リビングに行くともう、みんな席に着いていた。
「みんな亜美待ちよ。早く席つきなさい。」
「姉ちゃん遅いー。俺お腹ペコペコー!!」
中1の弟、健斗が少しお怒りの様子。
「はいはい。すいませんでしたー。」
あやまる気なんか無いからそう答えると、ムッとしたのか
「姉ちゃん、でかいイビキかいてたぞ!!」
と言ってきた。
「んな、ことあるかッ」
こんなやり取り、日常茶飯事。
こんな弟だけど意外と頼りになる。