電話越しの君へ
とにかく止めないといけねぇ。
次の日の昼休み、教室にいた仲間を掴んで校舎裏へ。
「な、ななななんだよ杉本!!」
俺の剣幕に恐れおののく仲間富太郎。
とりあえず一発右頬を殴った。
「ぐはっ……な、なにすんだ!!パパに言うぞ!!」
そして俺はケータイの中の一枚の画像を突き付ける。
「……まさか、こんなとこで使えることになるなんてな」
「はっ……こ、これはっ!?」
そこには先月撮った仲間の万引き現場の写真。
「……どんな奴らとつるんでんのか俺は知ったこっちゃねぇけどよ、優等生がコレはだめだろ」
涙ぐむ仲間富太郎。
「か、軽いスリルを味わうつもりだったんだ…ッ
パパには…いや、誰にも言わないでくれぇ!!」
俺のケータイを掴もうとする手を振り払って俺は言う。