強欲な女
家に入るといつもより靴の数が多かった。



リビングを除くとおばあちゃんと十歳年の離れた親戚のお姉さんがいた。



「真美こっちに来なさい。」



ただならぬ雰囲気で私を呼ぶ母。



「これどういうことなの?」



母の手には私が昨日使った検査薬が持たれていた。



(そっか……私を責め追いやる為におばあちゃんとお姉さん呼んだんだ………。)



それにしても引き出しの奥に隠しておいたはずなのに……。



母は私の部屋の中をあさっていたらしい……。



私の体を気遣う素振りすら見せない母。



母の目からは憎しみしか感じられない。



心がどんどん壊れていく…………。









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