強欲な女
そう言うとまた左頬に痛みがはしった。



「何回も手をあげるなんて………。」



止めようとするおばあちゃんにまで憎しみの顔を見せる母。



「黙ってて下さい!」



自分で呼んだくせにおばあちゃんを怒鳴るなんて………。



「私がなんで中絶しようと思ったかわかる?私があなたの子供だから……あなたと同じ血が流れてるなんてかわいそうで産めないんだよ。なんで私とお腹の子がこんな目に合うの………。あなたさえいなければこんな事にならなかった!あなたが消えればいいのに!」



私は力いっぱい母を睨みつけて家を飛び出した。



ムカつくムカつくムカつく!



私はそっとお腹に手をあてた。



いっそこの子と一緒に私も………。












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