強欲な女
私は潤に全ての事を話した。



潤は最後まで聞いてくれた。



「真美……これからどうするの?」



「もうここには住めないから少し離れたとこで働ける場所探すよ。」



「住む場所はどうするの?」



「とりあえず漫喫かな。」



苦笑いしながらそう言うと潤が私の腕を掴んだ。



「とりあえず今日は俺の家に行こう。」



半ば強引に連れられ潤の家に行くことになった。



「彼女今日泊まるから。」



そう潤が言うと潤の両親は快く家に上げてくれた。



暖かい家族が羨ましかった。



私にはもう家族はいない………。



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