強欲な女
夜九時を過ぎた所で携帯がなった。



潤からだ。



さっきまでの気分百八十度変わって嬉しくて仕方なかった。



私はルンルンな気分を抑えちょっと不機嫌に電話に出た。



「………はい。」



「電話でれなくてごめん。真美怒ってる?」



「怒ってないけど……。こんな時間まで何してたの?」



「俺小遣いだけだと真美のとこ行くのだけで厳しいから新しくスーパーでバイト始めたんだ。」



私の事を思ってしてくれている事は分かっているがこうやって連絡がつかない日が増えるのは嫌だった。



「私の為にそんな………。ごめんね。」



「真美のことがなくてもバイトはしようと思ってたし真美と遊ぶ為だと思うと頑張れる。」



「無理しないようにね。」



電話を切った後私は色々と考えてしまった。



潤のバイトで女の子はどれくらいいるのだろうか?



かわいい子いるのかな?



潤カッコいいから声かけられたりして………。









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