強欲な女
おばあちゃんとお姉ちゃんの元気そうな声を聞けて安心した。



二人の声を聞いたらなぜか涙が溢れ出てきた。



私はまだ小さかった頃のことを思い出していた。



家に帰るとお母さんがお帰りと出迎えてくれた。



そのうちお姉ちゃんが帰ってきて、ケンカもするけどくだらないことでよく二人で爆笑していたな………。



そのうちお父さんが帰ってきてうるさいっていいながらも一緒になって笑って……。



気がついたらお母さんまで笑ってて………。



うちはいつからああなってしまったんだろう………。



ああそうだ……。



私がダメな子だからああなってしまったんだった………。



あの頃に戻れたら………。



私は家族を大事にするのに………。



でも私はもうこのまま前に進むしかない。



何よりも愛しくて大切な希姫の為に………。







< 224 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop