強欲な女
十二月。



クリスマスが近いというのに浮かない顔つきの慶太がいた。



「真美ちゃ~ん。」



私を見て今にも死にそうな顔で近寄ってくる慶太。



「何?フラれた?」



当たりだったらしく泣きそうな顔をする慶太。



「憂さ晴らし付き合ってよ。」



私は学校が終わり慶太とカラオケへ行った。



歌わずに食べ物を食べながら慶太の話しを聞いた。



「俺マジで蘭ちゃんの事好きだったのに………。」



「なんでフラれたの?」



「気が合わないんだって。俺彼女とも別れて付き合ったのにあの女……。」



慶太は蘭にフラれたことが納得いってないみたいだ。



「潤も気が合わないって言って俺と同じ理由でフラれたって……。あの女………。」



どうやら潤君も慶太も暇潰しの相手させられただけらしい。



「あんなのと付き合ってたなんて俺マジバカだったわ。」



私は慶太の話しを同調しながら聞き続けた。



慶太の話しはすごく楽しかった。



蘭が悪く言われていい気味だと思った………。


























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