強欲な女
「どうぞ入って。」



「……おじゃまします。」



着いた先は古いアパートだった。



男の部屋は散らかっていて足の踏み場もほとんど無かった。



「ベッドにでも座ってて、ダチもうすぐ来るから。」



私は男の言う通りベッドに腰をかけた。



『ガチャッ。』



ドアが開く音がした。



「お前ら遅いし。」



来たのは出会った男よりもっとガラの悪そうな男の人が三人。



私はさすがに恐くなった。



今すぐ逃げ出したかった。



そんな私の願いも虚しく私に近づいてくる男達。




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