オリオンの砂時計
☆
ため息は最近の癖。朝起きることがこんなにしんどく感じるなんて。布団から出たくない。現実を直視したくない。それでも私は重い気分と一緒に身体をおこす。階下で夫に「おはようございます。」とウワベだけ敬った敬語を投げ掛ける。台所に立ち、炊飯器を開け二個の大ぶりなおにぎりを握り皿に並べ食堂のテーブル、夫の席に置く。これで朝の私の仕事は終了。 再び布団に潜り込む。もう目が醒めない事を祈りながら。
夫の車のエンジン音が遠くなっていく。やっと出勤したみたいだ。私は眠る。再び覚醒した時、ほんの少し、年月が巻き戻ってる事を夢見て。こんな筈じゃなかったなんて後悔が、胸を締め付けないような過去を夢にみて…。
ため息は最近の癖。朝起きることがこんなにしんどく感じるなんて。布団から出たくない。現実を直視したくない。それでも私は重い気分と一緒に身体をおこす。階下で夫に「おはようございます。」とウワベだけ敬った敬語を投げ掛ける。台所に立ち、炊飯器を開け二個の大ぶりなおにぎりを握り皿に並べ食堂のテーブル、夫の席に置く。これで朝の私の仕事は終了。 再び布団に潜り込む。もう目が醒めない事を祈りながら。
夫の車のエンジン音が遠くなっていく。やっと出勤したみたいだ。私は眠る。再び覚醒した時、ほんの少し、年月が巻き戻ってる事を夢見て。こんな筈じゃなかったなんて後悔が、胸を締め付けないような過去を夢にみて…。