オリオンの砂時計


心配しているけど、ヒネクレ者だから「何もしないで一日中寝てるから、何も食べられないんだろう。」と娘に言ったらしく、その言葉に身体で反発するように、毎日一時間以上も歩いてくる。細くなった足を短いスカートからのぞかせて。鎖骨は綺麗と言うには十分なほど浮かび上がって。この炎天下、ひたすら歩き続けている。娘の身体が心配でたまらない。なのに私にはトマトや漬物を出して、行きたいと言う場所に連れていく事くらいしか出来ない。朝布団から起き出して鏡の中の自分と目があうと現実に引き戻される。ずっと夢ならいい、次に目覚める時には全く何も起きなかった事になっていれば…。だけど、私は親としてあの子の現実を受け入れなければならない…。心配しているけど、ヒネクレ者だから「何もしないで一日中寝てるから、何も食べられないんだろう。」と娘に言ったらしく、その言葉に身体で反発するように、毎日一時間以上も歩いてくる。細くなった足を短いスカートからのぞかせて。鎖骨は綺麗と言うには十分なほど浮かび上がって。この炎天下、ひたすら歩き続けている。娘の身体が心配でたまらない。なのに私にはトマトや漬物を出して、行きたいと言う場所に連れていく事くらいしか出来ない。朝布団から起き出して鏡の中の自分と目があうと現実に引き戻される。ずっと夢ならいい、次に目覚める時には全く何も起きなかった事になっていれば…。だけど、私は親としてあの子の現実を受け入れなければならない…。
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