明日も、キミに恋をする。
シーーーーーン








………え?

なに、この沈黙は…?






「ぷっ」

愛ちゃんが吹き出す。




「あははは!大輔、顔めっちゃ否定されてるし!」

陽子ちゃんも爆笑しながら、大輔くんをバシバシ叩く。




宮本くんも堪えきれないらしく、くく…と笑いながら「大輔……ドンマイ」なんて言ってる。




木下くんはうなだれながら


「別に軽いジョーダンやったのに…そんな強く否定されたら悲しいやんけ」


とポツリと言う。




え……?ええ~!?


あ……もしかしてみんな“かっこいい?”の方を、否定したと思ってる?




「ちっ、違う違う!そうじゃなくて…避けてるんじゃないって意味で否定したんだよ!き、木下君…ごめんね?」




必死でそう言う私を、木下君はいじけた雰囲気で見つめる。




「ふぅん?じゃあ俺のこと、どう思う?」


木下君に見つめられて、また赤くなる。





「ぁ、え…と、えぇ…と」


どう思うって……どう言えばいいの!?






木下君は多分すごいイケメン!とかでは……。



でも、シャープなあごに笑うと大きい口。

二重の瞳は笑うと優しい雰囲気になる。


無造作な黒髪に、整った顔立ち…



スラッとしてるのに体は意外にガッチリしてそうで…

なにかスポーツをしてるのかな…?と思うくらいたくましい。




ちょっと…かっこいいなぁ……って思う。




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