明日も、キミに恋をする。
太陽が落ちかけて、帰り道がオレンジ色に染まる。

梅雨の時期にしては、久しぶりに綺麗な夕焼け。





綺麗だな~と思いながら、ふいに木下君に目をやると、目が合う。




なんだか恥ずかしい。






「今日、めっちゃ夕焼け綺麗やな~」

「あ…私もいま同じように思ってた!」




嬉しくて笑う。





「うっちーって部活とかしてないん?」

「してないよ。木下君は?」

「俺も何もしてへん」

「でも、筋肉あるね…?」

「せやろ。運動はすきやで!!」




ふふんって得意げな顔でそう言いながら、自分のスクールバックを下に置くと、木下君はその場でバク宙をきめる。




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