嘘から始まる恋



「純ちゃん、出来た?」


「んー…微妙かも」


苦笑する女の子。



「私も…。落ちたらどうしよ」


「理子は大丈夫だよ!それよりさー」



と話し続ける女の子たちを隣の席から気付かれないようにチラッと覗いた。



あ!さっきの女の子…!



「瞬?どしたー?」


「いや…、何でもない」


あのコ、理子って名前なんだ。


面接、どうだったんだろ…。


めっちゃ緊張してそー。


想像しただけで笑えてくる。



< 231 / 275 >

この作品をシェア

pagetop