嘘から始まる恋



「俺より遅れたら罰ゲームな」


「…罰ゲーム?」


「キス、とか?」


そう言って一方的に罰ゲームを付けた。


どんな形でも理子と触れ合いたくて、キスしたくて…って俺は変態か…。



俺がいつも理子より早かったのは、ただ単純に理子を待たせるのが嫌だったから。


だから朝も昼も理子が来る前から待ってた。



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