嘘から始まる恋



「よっ!昨日はいきなりごめんね」


照れたようにははっと笑う。



「ううん…。どうしたの?」


「今日さ、一緒に帰れない?あ、いや、友達になったわけだからさ、俺のこと知ってほしいわけよ」


慌てて話す姿が可愛く見える。


成瀬くんと違った新鮮さ。



「いいよ。えーと…中山くん!」


「山中です」


「あ、ごめん…」


気にしないで〜と言いながらもちょっと傷付いた感じではははっと笑ってくれた。


山中くんは自分の教室へ戻り、私も席に戻った。



それと同時に待ち受けていた純ちゃんの質問タイム。



< 93 / 275 >

この作品をシェア

pagetop