冬恋。【完】
思えば、会ったら初日から馴れ馴れしく話したり、料理作ってもらったり。
引っ越して初日から、川でこけた私を……あぁ、思い出したくない。
でも、私が学校休んだ時には、お昼を作ってくれたりしたっけ。
すぐに顔が赤くなるし、照れるし。
でも、最初からとても優しかった海。
「確かに色々と急だったよ、まさかあそこで告白すると思わなかった」
「ごめんね」
謝ることじゃない、海があの時告白してくれたから今幸せなんだ。
「謝らないで!!そんな海も大好きなんだからっ」
そう言いながら海に飛び付く。
「僕も大好き。みずか、彼女になってくれてありがとう」
その言葉がどんなに嬉しかったか。
海さんに抱きつかれながら一人で満面の笑みになっていた。