冬恋。【完】

自分のキモチ



「どうして、そりゃーね?」

ポンッと、私の頭に手を乗せながら言う。


そりゃって、何ですか……。


「何ですか?」


じっと海さんを見る。


「分かった言うから……」

「はいっ」

ちょっと緊張する私。

海さんはゆっくり話始める。


「そりゃ、みずかのこと好きだから世話妬くのさ。

好きだから、彼氏さんと幸せならその手伝いみたいなお節介したかったんだ」
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