時計の針

でも、どんなに言っても当たり前のように卒業式を迎える。



卒業式をしている間、ず~っと泣いていた。


だって、やっぱり悲しいもん。


そして、卒業式が終わった。


涙と鼻水で顔がぐちょぐちょ。



「雛乃~!!!」


「苺~!!!」



「雛乃、あんた可愛い顔が台無しだよ?」


「苺だって!」


私と苺は、笑いあった。






でもね、さらに悲しいことが




起きたんだよ。
< 28 / 57 >

この作品をシェア

pagetop