時計の針


「今さぁ、雛乃ちゃん、キモイって思ったっしょ?」


何で?


「図星?」


「すみません。」


「やっぱりかぁ〜」


解ってんなら、最初から人を試すみたいな言い方すんなよ!!


「で、雛乃ちゃん」


「はい?」


「慰謝料として、メアド。」


慰謝料?


「何で慰謝料??」


「俺を傷つけたから♪」


いや、


傷ついてないでしょ!?


でも…


「赤外線有りますか?」


「あるよっ!!」


はぁ。


私は、メアドを教えた。


「ありがとう。今日、メールするね♪」


「はい…」


黒木さんは、去って行った。
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