時計の針
第十章 私の好きな人
あれから、一週間が経った。


〜♪〜♪


携帯が鳴った。


「はい?」


「俺、祐樹。」


ゆうちゃん。


「何?」


「今日、これから会えるか??」


「ごめん、無理だよ…」


だって、大翔が…



「そっか。解った」


「うん、ごめん」


ふ~。


私は、電話を切った後、大きなため息をついた。


私は、携帯を開きアドレス帳を見た。


(黒木大翔…)


三回掛けても繋がらなかったら、諦めよう。



…プルルプルルッ


出て…ほしいかも。


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