好きだと言って。

結婚の約束だってしたんだ。
しん君が
「お嫁さんになってくれる?」
ってプロポーズしてくれたんだっけな。

こんな幸せがいつまでも続くと思ってた。

でもしん君は急に引っ越してしまったんだ。
理由は知らない。
「ばいばぃ、みゆうちゃん♪また明日っ」
っていつものようにとびっきりの笑顔を向けて。
いつもとちがったのは、あなたからもらったお花のかんむりがあたしの頭に、あったということ。
そしてあなたの後ろに、大きな大きなトラックがあったということだけ…。



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