Black loves 〜最強総長の彼女〜
「今は、ここの路地を真っ直ぐの病院の患者さん」
「なんで、こんなところにいるの?」
似たような質問を俺を見つめる大きな瞳にぶつけた。
「挨拶」
「ん?」
「引っ越すときはさようならって挨拶するでしょ?」
「あぁ」
じゃあ彼女は引っ越すのか?
「だなぁ」
「じゃぁ、あたし行くね」
天使を思わせる、フワッとした笑顔を見せて帰っていった彼女の背中を触りたくなった。
他の女のように乱暴にでなく優しく、抱いてあげたくなった。