光の子


健太とアパートのドアの前に着くと、中から柊太の泣き声と女性の話し声が聞こえた。

母ではない誰か。
健人は急に血相を変えて、ドアノブに手をかけた。鍵は開いていた。

1DKの狭いアパートは、ドアを開ければ、中がすぐ見渡せる。

土下座している女性の後ろ姿、母は向かいに正座して泣いている柊太を抱いていた。



< 106 / 524 >

この作品をシェア

pagetop