ありがとう ~to.大切なあなたへ~ {完}
「へぇ。
まだ…付けてきてるんだ…??」

「ホーント、全っ然懲りないよね~?」

「何で、分かんないのかな…??
こんなになるまでされてんのにねぇー?」


「私は…このペンダントを…一生離すつもりは……ありませんッッ!!!」

「…!!!?
クッ、生意気なんだよっっ!!!!」

ブチッッ!!!

「なっっ?!!」

「ね、そんなにさ、大切な物ならさ。。
ここからこれ落とせば、アンタも一緒に落ちて行ってくれるよね?」

ニヤリと口角を上げた彼女A。
この言葉にゾクリと背中に冷や汗が伝った。


うぅん。
こんなんで負けられないもんっ!!
屋上から落ちるなんて、こ…わく…な…いも…ん……。

急に足が、震えだす。

「……落としまーす。
3…2…1………0…」

!!!!!?

「ヤメテェェェーーーーー!!!!!!」


私もすかさず、屋上から飛び降りた……

ペンダント……
あ、捕まえた…よかった……

でも、私も死ぬのかな??


あー、なんかもぅちょっと生きたかったなww

「澪……」

ギュ。

「ちゃんと捕まってろ……」



< 191 / 203 >

この作品をシェア

pagetop