six bottle
「エルダー!」






フェンネルの声が聞こえた…。





ヒューレッが庇うように飛んでくる玉を避けた瞬間…。





海に落ちた…。





私…泳げないんだった。



マンネロウの小川を思い出して苦笑した。





「セージごめんね…。」




白い花が見えた。





意識が引きずられる。最後に見たのは…。





「金色の瞳…。海の獣?」






********






「エルダー!」





手を伸ばすが間に合わない!
邪魔に玉が次々飛んでくる。





黒い麒麟はエルダーを見失う。





「くそっ!」






ヒューレッが旋回しながら海に飛び込もうとしていた。





「あそこか!」




海の中には…。





「獣?!」




高速で動く獣がいた…。真っ直ぐ船に消えていく。





ヒューレがいつの間にか消え、フェンネルはセージ達の所に戻る。






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