僕らの時間〈4〉
嘘はついてはいけない気がした。
こいつにとっても、その方がええ。

「そうや。
中学から、ずっと好きや」

「でも高原先生は、ただの知り合いって言ってたよ」

「あいつの話は別にええやろ。ほな、俺は帰るで」

立ち上がり、梓の顔を見ずに立ち去った。

見たことの無い梓の形相になっていれのを知らずに…。




●……end……?……●





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