あたしの俺様執事様。



「すず…わりぃ。俺ちょっと出るわ。」


「えっああ、うん。」


海斗は部屋がでていった。
ショック…だったんだよね

親友に忘れられるなんて。


「望、さっきの思い出話しの続き聞かせてよ。」

「うんっ。」

望は笑顔で亮太くんの
隣に座った。



あたしはそれを横で
ずっと見ていた。

亮太くん…なんか
上の空な顔してる。
どうしたんだろう?

そんなことを
おもっていると
ふと亮太くんがあたしの
顔を見た。






「…亮太?」


望が亮太くんに聞く。


「すずかちゃん。さっきの…海斗くんは?」


「えっ、部屋出てっちゃったけど…多分屋上かな?」


「俺…なにか思い出せそうなんだ。望、屋上につれてってくれるかな?」


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