キミがすき
どうしても、コイツだけは…茉央だけはー…ずっと、俺の隣に置いておきたい…。

俺って…他人に対して、女に対して、こんなに独占欲強かったかな…。

いや…

茉央だからだー……。

茉央は俺にとって………


茉央said


「ねぇ、大兄ちゃんってば!」

やっと、大兄ちゃんは我にかえったみたいにハッとコチラを向いた。

「ん…あ、わりぃ…。

で、なに……?」

わ、悪い…だって…。

なーんだ…俺様でも謝ること、一応出来るんだ…(笑)

ってそんなことより…!

「これでいいの……?」

「んー…?

My Name is Mao.
I'm 15 years old.


…よし、ここで間違われたらどうしようかと思ったよ(笑)」

「こ、これくらいは出来るもん…!」

「よし、どんどんやれ。」

そう言うと今度はお得意の悪魔のような笑いじゃなく、

優しい大好きだった昔の大兄ちゃんの微笑みを浮かべて

頭をよしよし、と撫でてくれた。

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