キミがすき
私はその場をお兄ちゃんに任せてお風呂へ行くことにした。


そしてお風呂から出てサッパリした私は大兄ちゃんの出した宿題を仕方なくするために部屋へ向かった。


ガチャ……バタン。

ドアを開けたがすぐにドアを閉めてしまった。

…気の、せいだ。
いるわけないじゃん。
さっき帰ったのに。絶対に目の錯覚だよ。うん。絶対…。

きっと…疲れてるんだ。

今度はさっきよりもゆっくりドアノブに手をかけて少しずつまわりた。

ガチャ…

するとゆっくりとドアが開きもう一度部屋を見渡してみると…

「……遅いじゃん。」

やっぱりいた……。
目の錯覚じゃなかったんだ。
でも…なんで大兄ちゃんがいるわけ!?

どうやって部屋に入ってきたかはすぐに理解ができた。

だけど…………

「おい…もう閉めんなよ。

ったく。この俺様を待たせるなんていい度胸してんじゃん。

って…はぁ!?風呂入ってたのか……?」

私の姿を見て目を見開いて驚いている大兄ちゃん。


「…だからなんですか?

…ってだからなんで、
私の部屋に!?

てかなんで私のベットに横になってるわけ!?」


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