キミがすき
「そんなことより……」

そんなことよりって…

「………なに?」

「このマンガ本…少女マンガのくせにかなりエロく……「五月蝿い…ッ!なに勝手に読んでるわけ!?
てか返せ…ッ!」

私は大兄ちゃんの言葉を遮ってマンガを奪うように思いっきり取り上げた。

きっと今…私は顔が真っ赤になっているだろう…。

大兄ちゃんはニヤリと笑いながらこちらを見ている。

「茉央も“そういうの”読むようになったのかぁ(笑)」

「わ、悪い!?
い、いい…言っとくけれど皆、友達はこれくらいは読んでるんだから…ッ!
ももも…もっと…すごいのとか…///」

そういって睨むと、
何かを企んでいるような笑みを浮かべた大兄ちゃん。

この笑み…知ってる。
さっき…?今日…?
うーん…どっちでもいいや!

あれは学んだ…!



超・危・険・信・号…!

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