Virus ―Another Story―
「ハァ…ハァ…」


その死の街を走る1人の生者。


その後ろからついてくるのは生きた生命を食らおうと手を伸ばす死者だ。


「まだついてくる…っ!」

カチャッ…


護身用のナイフと銃を手に走る女性。


「何処か入れる場所は…!?」


ふっ、と目に入ったのは刑務所の様な施設。


「ここなら…!」


彼女は迷わずその中に入っていった……。
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