《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜
「お、莉央さんの卵焼き
うまそーっ。

1個ちょーだい!」




隣の席からにゅっと
割り箸が伸びてきて、
お弁当の卵焼きを奪われた。


――こっ、こいつはっ。




(……ったく。当の本人は
全く気にしないで、この
調子だってのに――!)




ああもう、一人でドキドキ
してる自分がバカみたい!!




「何すんのよっ!

それ、大好きだから最後に
とっといたのにっ」



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