嬢王と夜王の偽装恋愛
「ご指名ありがとうございます・・・華恋です」


「華恋ちゃぁーんっ。」

男の人がたくさん。

何で?何であたしの名前を
呼ぶのはあたしじゃないの?



「お隣失礼しますね。」


「どうぞどうぞっ。」

お客さんは
あたしの腰に手を回す。

京介なら
ヤキモチやいてくれてたんだろーな。



京介・・・

京介っ・・・・・・



「っ・・・」

あたしはまた涙が出てきた。

「え?華恋ちゃんっ?」

「っっ・・ぁ・・・」


「何?」


ボーイが来て、あたしを連れて
キャストルームに戻った。


あたし最低だ・・・


こんなんじゃ美姫に負けてばっかだ。




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