嬢王と夜王の偽装恋愛
「華恋ちゃん?」

「え?」

あたしはボーっと
してしまってた。

「どうかした?」

「あ、いえ、すいません」

そう言って、
お酒をたした。

するとボーイが来て。

「華恋さん、ヘルプお願いします」

「あ、はい」

「藤井さん、失礼しますね」

その代わりに、
菜穂と、美鈴がきた。


すれちがいに、
足をふまれた。

二人は、ニヤっ笑ってた。

でもあたしは、
やんわり笑って

「藤井さん、ご馳走様でした。
またお願いしますね」

そう言って、席を離れ、
美姫さんのヘルプについた。

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