嬢王と夜王の偽装恋愛
お店も閉店時間となり

あたしは、キャストルームに
戻った。

「お疲れさまです~」

「あ~華恋おつかれっ!
一緒に帰ろう~」

「はいよ~」

あたしは着替えて、
ゆいこと、お店を出た。

お店の外には、
美姫さんが一人いた。

あれアフターじゃないのかな?

「美姫さんおつかれさまです」

「あ、李桜おつかれ」

「今日アフターじゃないんすかぁ?」

「ん、今日はねちょっと・・」

そう言って一瞬寂しい顔をしたけど
すぐいつもの美姫さんに戻った。

「美姫さん、お先です」

あたしはそういって、
ゆいこと店を後にした。

< 23 / 233 >

この作品をシェア

pagetop