嬢王と夜王の偽装恋愛
「あたしこっちだからぁ~」

「あ、りょーかぁい!あたしコンビニ
寄ってくし」

「はいよ~んじゃまた明日ねん」


ゆいこは、帰って行った。

あたしは、近くのコンビニに
行った。


カゴにお酒やらなんやら
入れてると、
そこに、あのホストが。

「あ・・」

あたしは思わず声を
出してしまった。


「あ?」

ちょっと不機嫌なホスト。

「今日は、ご来店ありがとうございました。」

あたしはそう言って、頭をかるく下げた。

「あ、新人キャバ嬢ってか、盗み聞き野郎か」

「盗み聞きするつもりなかったんですけどね~」

失礼な男だな

こんなやつが、1位かよ
まぢで


「でも盗み聞き野郎じゃん?」

ムカ

「あたしは、ちゃんと名前ありますから!!
桃華 莉依菜って名前が!!!」


あ・・・本名・・・。


ホストはぽかんと口をあけてる。

「ぷっ・・・」

「なっ!」

ホストは噴出した。

「お前おもしれ~な」

そういって、あたしの
頭をポンとした。

ドキ・・・。

は?

なんで今あたしドキってしたの?

いやいやわけわかんないし!!


「からかわないでくださいっ!!!」

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